髪を伸ばし始めると気になってくる髪の乾燥。
髪の毛が乾燥すると艶がなくなってきて毛先が枝毛だらけになって来ます。
原因としてはいくつか有るようですが、例えば私の場合で言うと長時間のブラッシングに加えてドライヤーをあてすぎていることが原因ではないかと疑いました。
また現在使っているシャンプーやリンスが余り髪の毛に合っていないことも考えられます。
そこで、まずはブラッシングは髪の毛を傷めない程度にゆるく行います。
そして髪の毛を乾かすときには絶対にタオルでゴシゴシしたりしないこと、乾かすときには乾燥したタオルを押し付けるようにして髪の毛を乾燥させ、更にドライヤーを髪の毛からある程度離した上で水分を飛ばすようにして乾燥させます。
そして髪の毛の痛みを防ぐために、最後はドライヤーの冷風機能を使って乾かすようにしました。
そして触るとほんの少し湿っているかな?というぐらいでやめるようにしました。
また現在使っているシャンプーをノンシリコンとして売っているものに変更してみました。
するとどうでしょう、髪の毛の先の枝毛が改善してくるはずです。
現在髪の乾燥に悩まされている人だけでなく、髪の毛の乾燥を予防しておきたい人にもお勧めです。
頭皮が乾燥するメカニズム
頭皮が乾燥してしまうと大量のフケが発生したり、頭皮が炎症を起こしたりして、ひどい場合は薄毛や抜け毛、脱毛などを引き起こします。
頭皮は私たちの顔や手足のお肌と同じで、外的な要因によって、すぐに乾燥してしまいます。
それでは頭皮が乾燥してしまうメカニズムをご紹介します。
頭皮を乾燥させてしまう原因とは
毎日頭皮環境を整えるために、念入りにシャンプーをしていると思いますが、シャンプーのしすぎも頭皮を乾燥させてしまう原因となります。
また高級アルコール系シャンプーを使っていると、洗浄力が強すぎるために、本来必要な油分まで洗い流してしまうので、頭皮が乾燥してしまいます。
頭皮上の油分が減少してしまうと、頭皮を保護することができなくなりますから、頭皮から必要な油分や水分が無くなってしまい、頭皮のバリア機能が低下してしまいます。
そうなると、汗や汚れ、紫外線、アレルギー物質の攻撃から頭皮を守ることができなくなるので、さらに頭皮環境が悪化して、頭皮のターンオーバーが加速してしまいます。
ターンオーバーが早まると、未熟な細胞のまま頭皮が剥がれてしまうので、さらにバリア機能が落ち、外的の攻撃を受けやすくなります。
その結果、頭皮の乾燥が進んでしまうという悪循環が始まってしまうのです。
過剰な皮脂分泌も頭皮の乾燥の原因となる
一方、頭皮は、失われた油分を取り戻すために、過剰に皮脂を分泌してしまいます。
一見皮脂を多く分泌すれば、頭皮の乾燥は改善されるように思われますが、過剰な皮脂の分泌は常在菌であるマラセチア菌の増殖に繋がってしまいます。
マラセチア菌は常在菌で、誰の頭皮にも存在しており、頭皮の環境がよければ何も問題はないのですが、皮脂が過剰に分泌されるようになると、その皮脂を食べて分解し、脂肪酸という物質を作り出します。
この脂肪酸が頭皮に付着したり、毛穴を塞いだりすることで、さらに頭皮環境が悪化し、頭皮のターンオーバーが加速し、頭皮の乾燥が進んでしまうのです。
生活習慣の乱れも頭皮が乾燥する
頭皮環境を健やかな状態にするにはビタミンB群やビタミンC、亜鉛等の摂取が大変重要なのですが、偏った食生活をしていると頭皮が栄養不足になってしまいます。
また、栄養はきちんと摂取していても、運動不足だと頭皮の血行が悪くなって、頭皮や髪の毛を健全な状態に保つのに必要な栄養素が行き渡らなくなるので、頭皮は乾燥してしまいます。
頭皮の乾燥を防ぐには、栄養バランスのとれた食事をして、適度な運動を心がけて、健康的な毎日を過ごすことが重要です。
頭皮の乾燥の原因
頭皮のトラブルは乾燥が原因かも
毎日シャンプーしているのに、何だか頭皮がかゆいという人は、ひょっとしたら頭皮が乾燥しているのかもしれません。
頭皮が乾燥して、頭皮環境が悪化してしまうと、頭皮のバリア機能が落ちてしまって、紫外線や汗、汚れなどの外敵の侵入に犯されやすくなるので、フケが大量に発生したり、炎症を起こして、ひどいかゆみを感じるようになるので要注意です。
正しいシャンプーの方法とは
頭皮の乾燥を招く原因としてシャンプーの仕方が原因である場合が多いです。
本来シャンプーをすることで、余分な皮脂や汗や汚れを洗い流して、頭皮を清潔な状態にして頭皮のターンオーバーを正常にすることが目的なのですが、シャンプーの仕方が誤っていると、本来必要な皮脂まで洗い流してしまうので、頭皮が乾燥してしまいます。
正しいシャンプーの方法は本来必要な皮脂まで洗い流さないということが鉄則です。
もし頭皮の乾燥がひどい場合は、シャンプー前に椿オイルなどを使って、頭皮をマッサージしておくと、汚れを浮き立たせてから洗えるので、しっかり汚れを落とせますし、またオイルが頭皮を保護することで乾燥を抑えてくれるのでおすすめです。
それからシャンプー剤を使う前には頭皮をしっかり濡らして、シャンプーを手のひらでしっかりあわ立ててから使うようにしましょう。
そして爪を立ててゴシゴシ洗うのではなく、顔を洗う時と同じ感じで、指の腹を使って優しくマッサージするようにして、シャンプーの泡を毛穴に馴染ませるようなイメージで洗髪するのがコツです。
それから、すすぎは熱いお湯で洗わないようにして、できれば、38度くらいの少しぬるめのお湯でしっかり髪をゆすいで、シャンプーの洗い残しがないようにすることが大切です。
シャンプーの洗い残しがあると、それが頭皮に刺激になり、炎症を起こしてしまって、さらにかゆみを増幅してしまうからです。
シャンプーをした後は面倒に思っても、自然乾燥は止めてください。
髪の毛を濡れたまま放置してしまうと、過剰な皮脂分泌を引き起こすマラセチア菌の増殖に繋がり、頭皮環境の悪化を招くので、シャンプーの後はしっかり乾かすようにしましょう。
毎日使っているシャンプーが問題かも
頭皮が乾燥してしまう原因にはシャンプー自体に問題があることがあります。
市販で売られているシャンプーには高級アルコール系、石鹸系、そしてアミノ酸系があり、市販のシャンプーではほとんどのものが高級アルコール系シャンプーです。
高級アルコール系と言っても価格面のことではなく、6つ以上のアルコール分子中の炭素が含まれるシャンプーを指します。
炭素の量が多いので油性の性質が強く、洗浄力が非常に強いシャンプーになります。
高級アルコール系シャンプーは値段が安いのに泡立ちが良く、洗った後の爽快感が強いのでとても人気があるシャンプーです。
しかし高級アルコール系には界面活性剤やラウリル硫酸アンモニウム、さらにラウレス硫酸ナトリウムなどが配合されているために、脱脂力や殺菌効果が高く、頭皮に対して強い刺激を与えてしまいますので、使い続けることで頭皮の乾燥を招き、炎症やフケの大量発生などを招いてしまうので注意が必要です。
さらに高級アルコール系シャンプーの中にはシリコンが配合されているものがあり、シリコンは髪をコーティングしてくれる働きがあるので、使用すると艶が出て指通りが良くなるため、こちらも大変人気があります。
しかしシリコンは毛穴を詰まらせたり、頭皮に刺激が強かったりするので、やはりシリコンが入っているシャンプーも頭皮の乾燥を防ぐには避けた方が良いでしょう。

紫外線も乾燥の原因になる
紫外線はお肌の大敵と思って、サングラスをかけたり、顔にUVケアをしたりする女性は多いですが、実は紫外線は髪の毛や頭皮にも良くないのです。
頭が一番太陽に向いているのですから、頭皮や髪の毛が一番紫外線に晒されているのは当たり前のことなのですが、意外にも私たちは紫外線による頭皮や髪の毛のダメージにはあまり関心がありません。
紫外線を浴びてしまうことで、頭皮や髪の毛は日焼けし乾燥してしまいます。
紫外線のダメージは頭皮の表面だけでなく、お肌の奥の細胞にまでダメージを与えてしまいますので、頭皮が乾燥してしまうだけでなく、老化を進ませて、健康的な髪の毛が生えてくるのを阻害してしまいます。
UVケアは顔だけではなく、頭皮にも必要で、帽子をかぶったり、頭皮用の紫外線防止スプレーをしたりして、紫外線によるダメージを極力防ぐことが重要です。
皮脂の過剰分泌も乾燥の原因です
ストレスが溜まったり、生活習慣が乱れたりすると、男性ホルモンであるテストステロンが優位になって、過剰に皮脂を分泌してしまいます。
過剰に皮脂が分泌されてしまうと、常在菌であるマラセチア菌の増殖を招き、マラセチア菌が皮脂を分解して脂肪酸を作り、それが毛穴を塞いで頭皮の炎症を起こしてしまいます。
そのため頭皮がベトベトしてしまうので、頭皮を清潔に保つためにシャンプーでしっかり洗ってしまいがちなのですが、本来必要な皮脂まで取り除いてしまうと、頭皮が乾燥してしまうので、さらに過剰に皮脂を分泌してしまうという悪循環を引き起こしてしまいます。
頭皮環境が健やかな状態でいるには、常在菌や皮脂の量が適切であることが望ましいので、ストレスを溜めないようにしたり、適切なシャンプーをしたりして、過剰な皮脂の分泌を防ぐようにすることが大事です。
頭皮が乾燥する行動とは(温度変化、冷房・暖房、ドライヤー)
頭皮は温度変化や冷房・暖房などエアコンの利用、そしてドライヤーの長時間の使用などでも頭皮が乾燥してしまいます。
例えば季節の変わり目は温度変化が激しいので、血行が悪くなるので体調を崩しやすいですよね。
体調を崩したり、急に温度が下がってしまうことで、頭皮に髪の生成に必要な栄養素や水分が行き渡らなくなり、頭皮のバリア機能が落ちてしまい、頭皮が保護されなくなってしまうので、乾燥してしまいます。
また、エアコンの冷房や暖房も頭皮環境を悪化させる原因の一つで、エアコンは室内の空気を一度室内機に取り込んでから、冷媒によって空気を温めたり、冷たくしたりしてから、室内へ放出します。
この時、取り込まれた空気から水分を取り除いてしまうので、エアコンをつけている室内は乾燥してしまうのです。
エアコンの室外機から水が排出されているのを良く見かけると思いますが、冷房だろうと暖房だろうと関係なく、エアコンを使うことで室内の空気は乾燥してしまうのです。
さらに先ほど、シャンプーの後に髪の毛をしっかり乾かすようにご紹介しましたが、長時間ドライヤーを当てることも頭皮の乾燥を招いてしまうので、注意が必要です。
髪の毛を乾かす前にはしっかりタオルを使って髪の毛を叩くようにして水分を取るようにし、ドライヤーは同じ所にずっとかけないようにしてください。
そしてドライヤーを髪の毛に近づけすぎないことも重要で、根元からドライヤーを動かすようにして乾かし、最後に上から冷風を当てるようにしましょう。
冷風を当てるのは髪の毛のクールダウンだけでなく、キューティクルを保護する働きがあるので、おすすめです。
前述しましたが、髪の毛を濡れたまま放置することは厳禁です。
必ずしっかり乾かすようにして、頭皮環境が良い状態になるように導きましょう!
頭皮の乾燥におすすめのシャンプーは?
毎日使っているシャンプーで将来の髪の毛が決まる
毎日使っているシャンプーが高級アルコール系シャンプーであれば、頭皮の乾燥を招いてしまうので、使用を中止した方が良いでしょう。
高級アルコール系シャンプーに配合されている成分はラウリル硫酸ナトリウムやラウレス硫酸アンモニウム等で、これらの成分は洗浄力が強くて洗い上がりが良いのですが、脱脂力や殺菌力が強いために、頭皮に与えるダメージが強いのです。
使い続けることで頭皮に本来必要な皮脂まで洗い流し、頭皮を乾燥させてしまうので、頭皮のバリア機能が低下します。
その結果、頭皮の炎症やかゆみなどを引き起こしてしまうので、長期間の使用には注意が必要です。
おすすめは頭皮に優しいアミノ酸系
それでは一体、頭皮を乾燥から守るためにはどのようなシャンプーを選んだら良いのでしょうか。
シャンプーには高級アルコール系の他に石鹸系やアミノ酸系があり、石鹸系は洗浄力が強く頭皮を乾燥しがちにしてしまうので、おすすめできません。
一番おすすめなのはアミノ酸系シャンプーです。
アミノ酸は人間のお肌と同じ成分ですから、アミノ酸系シャンプーは毎日使っても頭皮に与えるダメージは少なく、必要な皮脂を取りすぎることがありません。
アミノ酸系の成分が多ければ多いほど、そのシャンプーは高額になりますが、その分、アミノ酸系のシャンプーとしてお肌に与えるダメージが少なくなります。
アミノ酸系シャンプーですと謳っていても、実際にはアミノ酸系の成分があまり配合されていないものも結構ありますから、購入する時はきちんと成分表で内容成分を確認することが重要です。
ココイルグルタミン酸TEAやラウラミロプロピオン酸Na、ラウロイルメチルアラニンNaなどがアミノ酸に当たりますから、これらの成分が配合されているものを選ぶようにしてください。
またシリコンが配合されているシャンプーは洗い上がりにキシキシ・ゴワゴワ感がなく、非常に髪に艶が出て指通りが良くなるとして人気があるのですが、シリコンも頭皮に悪影響なのでノンシリコンタイプのシャンプーを選ぶことが大切です。
アミノ酸系の成分以外に天然植物油やエッセンシャルオイル、植物エキスなどが配合されているものを選べば、さらに頭皮に与えるダメージが少なくてすみますし、頭皮環境を健やかにしてくれるのでおすすめです。
界面活性剤や合成香料、パラベン、鉱物油など、頭皮にダメージを与える人工添加物が配合されているものをなるべく選ばないようにして、頭皮を乾燥から守るようにしていってください。
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